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存在の耐えられない軽さ

存在の耐えられない軽さ
存在の耐えられない軽さ
ミラン クンデラ 著
Milan Kundera 原著
千野 栄一 訳
集英社(1998/11)

 訳者のあとがきによると、原著が1984年刊行(クンデラはチェコ語で書いたはずなのでチェコ語→仏語訳の年かもしれない)、和訳は1989年集英社ギャラリー「世界の文学」12『ドイツ3・中欧・東欧・イタリア』の巻(1989年)に収録されたのが最初で、単行本が1993年、文庫化が1998年。
 私は見ていないのだが映画化もされている。製作年は1987年、製作国はアメリカ。日本では、本の刊行年などを考えると、映画を見てから原作を読んだという人の方がおそらく多そうな感じがする。

 永劫回帰という考えは秘密に包まれていて、ニーチェはその考えで、自分以外の哲学者を困惑させた。われわれがすでに一度経験したことが何もかももう一度繰り返され、そしてその繰り返しが際限なく繰り返されるであろうと考えるなんて! いったいこの狂った神話は何をいおうとしているのだろうか?

 上記は書き出しの引用で、以後数ページはこのような哲学的(?)な叙述が続き、なんとなく「小説」という言葉からイメージする「小説」からは少し離れた――そういったタイプの作品が私は個人的には嫌いでないけれど――感じではじまり、主人公のトマージュが登場した後も物語の途中で、所々で「私」や「われわれ」といった主語で話者が顔を出し、小説に関してとか、愛についてだとか、タイトルにある「軽さ」と「重さ」の対比だとかが、語られる。物語の主だった舞台になるのはチェコスロバキアのプラハ。 読み込み方次第で様々に読めてしまうので、要約するのが非常に難しい小説なのだけれど、有名な作品であるだけに読後感はよく、ちょっと出過ぎの感もある作者とおぼしき「私」の叙述に嫌悪感を覚えない方ならばおもしろいと感じられるのではないでしょうか。 私は少し「私」が出てきすぎている感じがして、おもしろいけれど……いった感想でしたが。

|読書−小説 | 09:22 | comments(0) | trackbacks(1) |

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チェコチェコ共和国(チェコきょうわこく)、通称チェコは、ヨーロッパ中部の国。政治的には東ヨーロッパ|東欧に分類されてきたが、ヨーロッパ共産圏の消滅後は、中欧または中東欧に分類されるようになった。北はポーランド、東はスロバキア、南はオーストリア、西はド
チェコ| 世界の旅 | 2006/01/10 11:30 PM |

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