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ジャン=フィリップ トゥーサン 著
Jean‐Philippe Toussaint 原著
野崎 歓 訳
集英社文庫(1996/06)
 

原著は1988年刊行。『浴室』『ムッシュー』に続く、著者の三作目にして目下のところ代表作らしいこの本、訳者あとがきによると、ロブ=グリエが絶賛したらしいのだが、私には何だか良く分からない作品だった。前二作も私は読んでいるのだが、文体が前とはかなり変わっていて長いセンテンスが多く、会話文も地の文に流し込まれる形になっている。

 普段はこれといって何も起こらない、いたって穏やかな暮らしの流れの中で、たまたまある時、二つの事が同時にぼくの身近に起こったのだけれども、ただしそれらの出来事は、個々に考えてみるととりわけどうということのないものんで、かといって一緒に考えてみても、残念ながらそのあいだには何のつながりも認められないのだった。
P7 より

 日常の些細なことと描写しながら物語らしい物語ではなく、脱線に次ぐ脱線によって進んでいく話、前二作でも同じような主人公ではあったのだが、妙にとぼけた感じがする語り手の「ぼく」の話術とも呼ぶべきような物で構成された作品の読後に、引用した冒頭、まさに書き出しの一行目と作中必要に繰り返される雨の描写がが、妙に印象に残りました。

|読書−小説 | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

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